Value Continuity Design · v2

VCDesign

VCDesign は、Value Continuity を判断と責任の面から実装する方法論です。

Value Continuity とは、

変化や失敗があっても、次の価値を生み出せる状態を継続すること。

その中心原則(Value Asymmetry Principle)は、

Upside は伝播可能にする。Downside は伝播させない。

出典:value-continuity/value-continuity README(定義と原則の正本)

「伝播可能にする」は、自動で広げることではありません。良い結果が次へ広がれる道を開いておき、実際に広げるかどうかは判断(Expand)で決めます。

VCDesign が定めること

誰が、何を根拠に、6つの判断のどれで閉じ、残ったものを誰が持ち続けるか。

Value Continuity の定義と原則は正本にあり、VCDesign では定義し直しません。VCDesign は、それを現場の判断と責任の記録として実装し、検査できる形にします。

判断の所在と責任の帰属が説明できない状態では、実装を始めません(実装境界事前定義)。

芯の6つ

芯VCDesign が定めること
Δ宣言した期待(前提と価値)との差。向きを持つ。Negative Δ は伝播させず、Positive Δ は伝播可能にする
責任owner、人間の最終判断者、担当交代をまたぐ継続保有(点の責任は開始、線の責任が維持)
境界損失は止め(containment)、根拠は通し(basis_flow)、結論は確かめ直す(revalidation)
判断6語(Proceed / Expand / Limit / Reframe / Defer / Retire)だけを使い、判断ゲート1つで閉じる
宣言案件ごとに、残すもの(保有者付き)、広がりの兆候、最大損失、可逆性、依存先
指標5原則(残す・見つける・閉じる・試す・伝える)の順に並ぶ芯の17件

AI 統制(AI は最終責任を持たない、LLM の配置、時間定数の分離、エージェントの実行ゲート)は、芯の外に置いた VCDesign 固有の拡張です。

5原則の順に確かめる

Value Continuity の5原則は、この順番に意味があります。VCDesign の判断ゲートも、指標も、この順に並んでいます。

  1. 残す業務・担当・技術が変わっても残るものを、先に決める
  2. 見つける平均的な改善量ではなく、再利用によって大きく広がる兆候を見る
  3. 閉じる悪い広がりは予測せず、境界で止める
  4. 試す戻せる範囲で変更する
  5. 伝える結論ではなく、根拠を次の判断へ渡す

各原則の一文は正本 README §3 から引用しています。

確認を終えたら、人間が6語のいずれかで判断を閉じます。詳しくは判断へ。

どこから読むか

Specs を参照する

このサイトは説明です。規範は github.com/VCDesign-org/vcdesign の仕様にあります。設計支援や判断支援、コード生成のために生成 AI へ渡すときは、GitHub の YAML をそのまま渡すのが最短です。

VCDesign v2 の authority は次の3ファイルです(Core, Metrics, Policies)。

適合判定の起点は specs/core/axioms.yaml(A1〜A5)です。全体の地図は Specification Map、正本との対応表は implementation.md にあります。